民主主義って一体なんなん?
近年、民主主義について騒がれることがあります
しかし、民主主義がなんであるのか全く理解されていないと言っても過言ではない
そう言っていいと思いなす
私が小学生の頃、頭良さげな友達が
「民主主義的に決めよう」
と言って毎回多数決で物事を決めようとしていたのを思い出します
しかし、多数決と民主主義は全く成立の仕方が違います
また近代日本人ほど民主主義を無条件に謳歌している人も珍しいのではないでしょうか
アリストテレスの政治学を読めば、紀元前のギリシャですでに民主主義が酷評に晒されていることが見て取れます
ルソーが民主制、寡頭制、君主制の違いは、国政を任せる為政者の違いである
と述べて言いますが、このこと自体認知されていない気がします
今回は民主主義に限って話を進めていきたいと思います
先にも述べた通り、民主主義という言葉はいい意味を持たなかった
具体例としてあげられるのはロベスピエールです
世界史の詳しい解説は省きますが、フランス革命において宮廷における贅沢を批判し、絶対王政を転覆させ、民衆による統治を掲げ他のにもかかわらず、恐怖政治を展開し反対派を次々処刑、独裁者となった男です
このようなことは昔から予言されていたことでした
プラトンは民主主義とは貧乏人の政治と言って、激しく批判
現にロベスピエールも第三身分と呼ばれるヒエラルキー最下層の出身です
また民主主義は独裁者を生みやすい政治システムなのです
カエサルは賽は投げられたと言って、クーデターを起こし共和制を乗っ取りました
それまでローマは共和制で第一回三頭政治で三人の政治家によって統治されていましたが、彼はその権力の集中に成功しました
ナポレオンは民主主義の弱点をよく知っていたから皇帝になることができました
民主主義において、大衆が英雄を求めるとき独裁者は生まれます
特権階級や貴族が政治を支配していたらこのようなことにはならない
独裁者は不景気などの時に現れて、国民の生活を改善へと持って言ってくれます
皆さんご存知ヒットラーもその一人ですね
民主政は悪くなると衆愚政に陥ります
もちろんだかと言って、貴族政の方が民主政より優れている
というわけではありません
貴族政も悪くなれば、寡頭制に陥ります
結局はどの政治制度が一番いいとかというのは簡単には断言できないものです
ルソーは言いました
人々が十分な情報をもって議論を尽くし(互いに間もって根回ししなければ)わずかな意見の違いが集まって一般意志が生まれる。
しかし、イデオロギーやプロパガンダが大きな力を発しているとき 人は目をくらます
日本では強行採決が当たり前のように行われます
このようなことをする政治家は民主主義のみの字も知らないのでしょうね
そして今の日本では十分な情報を持って議論が尽くされているとは決して言い難い状況にあると思います
選挙の投票率も圧倒的に低いし、政治ネタで議論するような場所があまりありませんし、そもそも政治に興味関心を持っている若者もすごく少ない
政治的能力ではなく人気で選挙で勝ってしまう
ポピュリズムという言葉も一時期すごく流行りました
そもそも多数決の制度は全員一致でなかなか決められらいからオルタナテブとして生み出された制度なので民主主義とは全く関係のない、あたらしい方法なのです
民主主義はよくない制度だとする人もいます
しかし今更、貴族政、君主政にするのには、選ばれる人の正当性に疑問が残ります
【徹底討論】”民主主義”て本当にいい制度なのか? (國分功一郎・木村草太・荻上チキ) - YouTube
民主主義を考えるのに必要な素材はいたるところにあります
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